超絶にわかりにくい5G規格をサクッとまとめてみた【一般人向け】

5Gのスマホを調べてみると「ミリ波」「サブ波」「NR」「sub6」とか言う聴き慣れない単語を目にします。

この記事では、一般消費者レベルで知っておくと便利な5Gの知識を整理してみました。

ミリ波とサブ波について

まずは5Gの代表的なややこしい用語「ミリ波」と「サブ波」ついて整理しましょう。

ミリ波とは?

4Gとは別次元の電波を使う通信です。

メリット

爆速。

混雑時の速度低下が起きにくい。

理論的な速度は10Gbps(将来的に20Gbps以上)。

ネットを調べて確認できた実際の速度は2Gbpsです(海外)。

デメリット

これまでの4Gとは違って、広範囲をサポートできない。

つまり、通勤電車の中や、自動車で移動中の通信が爆速になるのかというと、答えはNOです。

ミリ波が使えるエリアは、ターミナルとなる主要駅やイベント会場等、スポット的な活用に留まります。

sub6とは? = サブ波

読み方はサブシックスです。

サブロクではありません。

別名が「サブ波」。

意味は6GHz未満の周波数帯を使う通信で、これまでの4Gの延長にあたる物です。

メリット

ミリ波のデメリットである広範囲の通信に対応。

つまり、通信エリアの拡大がしやすので、サブ波(sub6)が中心に全国エリアをカバーします。

デメリット

通信速度がNR(ミリ波)より遅くなる。

とはいえ、これまでの4Gよりは速くて、理論的な速度は3.6Gbps程度。

でも、ネットで調べた限り、実測値は100Mbps程度です。

NRとは?

NRはNew Radioの略で、5G通信をするために新設された「新しい電波」のことです。

先に解説した「ミリ波」「サブ波」もNRに含まれます。

▼このNRという表記は、iPhone12の仕様書で見つけられます。

出典:Apple(画像クリックでiPhone12の製品仕様ページへ)

ここまでのまとめ

▼ここまでの話を表にすると、こんな感じ。

NR(New Radio)
ミリ波 サブ波
意味 全く新しい電波 4Gの周波数帯に作った新しい電波
別名 サブシックス(sub6)
通信速度 爆速 4Gより速い
通信エリア スポット的 全国(予定)
iPhone12は? 日本では非対応 対応
Androidは? 要確認 対応

5G対応と謳われているAndroidスマホの中には、サブ波にしか対応していない機種があります。

5G対応エリアは?

携帯キャリアごとの5G対応エリアはこちらで確認してください。

>>ドコモ 5G

>>au 5G

>>ソフトバンク 5G

>>楽天モバイル 5G

どのキャリアもまだまだ限定的です。

常時5G通信ができる時代は、かなり先ですね。

5Gに対応したスマホを持っていても、対応エリア以外では4G通信になります。

残念ながら2020年10月の時点で、格安SIMは全て5Gに対応していません。いつ対応するかも未定な状態です。

実際の通信速度は?

2020年10月にネットで拾い集めた計測結果です。

ミリ波と思われる計測結果

▼はえ〜〜スゲ〜〜〜

サブ波と思われる計測結果

おそらくサブ波の計測結果だと思われますが、ダウンロードで100Mbps程度は出るようです。

▼こちらは別の方の計測結果

▼まとめると、2020年10月時点ではこんな感じでしょう。

5Gミリ波 5Gサブ波 4G
ダウンロード 〜700Mbps 〜100Mbps 〜70Mbps
アップロード 〜100Mbps 〜70Mbps 〜40Mbps

また、auだと下りが300Mbpsという情報もあります。

現時点ではキャリアによってかなりバラつきがありますね。

ダウンロードは確かに速い!

なお通信速度は5Gのエリア拡大と共に、もっと速くなると思われます。

通信料金は?

携帯キャリアで5G契約した時の料金はどうなるのでしょうか?

▼家族割りとかプランが複雑なので、大雑把にまとめるとこんな感じです。

ドコモ 500円程度アップ
au、ソフトバンク、楽天モバイル 据え置き
格安SIM 非対応

5Gのエリアが少ないので、ドコモは要注意ですね!

まとめ

しばらくは5Gエリアが少ないので、急いで5Gスマホに乗り換える必要はありません。

とはいえ、コレから発売されるスマホは、ほとんど5Gに対応するでしょう。

なので「5Gのことを考えずにスマホを買ってよし」だと思います。

もし、新しいスマホを買うのなら、5G以外の機能に注目した方が良いですね。

注意すべき点はドコモの場合、料金プランを5G契約すると損するかもしれないってことでしょうか。

(おまけ)5Gを少しだけ深掘りする

2019年ころから頻繁に耳にするようになった5G。

5Gでできることを、もう一度整理しておきましょう。

  • 巨大ファイルの爆速ダウンロード
  • 混雑地帯での通信の安定化
  • 4Kや8K映像の動画視聴
  • 自動運転や遠隔治療の実現
  • 仮想現実と合体した新しいライブ配信や観光
  • などなど…

想像できると思いますが、5Gはスマホのような携帯電話に特化した通信技術ではありません。

自動車や映像業界、IoTと呼ばれる身近な家電やらで活用できるように照準を合わせているのです。

世間では「ミリ波=5G」「サブ波=なんちゃって5G」と思われているフシがあります。

しかし総務省の資料をみると、5Gを構成する技術と未来展望は「ミリ波」「サブ波」だけに留まらず、既存の4Gやらも合体したものです。

つまり、サブ波は5G普及までの応急処置的な電波ではなく、最初から予定されていた物なのです。

スマホや自動車などの移動端末は、基本的に広範囲をカバーできるサブ波がメインになるでしょう。

なので、巷では日本のiPhone12がミリ波に対応していないからクソだと言われていますが、そうでもないと思います。

また、5G対応エリアは今の4Gのように全国制覇できるのが2025年頃と言われています。

(個人的にはもっと早まると思いますが…)

つまり、インフラが整備されるまで、かなり時間がかかるわけです。

インフラが少しずつ整備されるにつれ、混雑地帯での速度が遅くなるイライラも少しずつ解消されていくでしょう。

直近では、局地に特化した爆速が売りのミリ波が、オリンピック会場とかのイベントで大活躍するのでは?

5Gが普及すると、自動運手や遠隔治療のほか、身の回りのあらゆる機器がネットに繋がる。

今、わたしたちは進化の渦中にいるのです。

長生きして未来を体感したいですね^^;

参考になるページリンク

>>総務省・新世代モバイル通信システム委員会 技術検討作業班における検討状況(PDF)

>>ドコモ5G商用サービス概要(PDF)


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