MacBookシリーズを使っていてThunderbolt3ポートを増やしたいとお悩みの方。
▼2020年の終わりになって、ようやく魅力的な製品が2つ出てきました。
- OWC THUNDERBOLT HUB
- ANKER PowerExpand Elite 13-in-1
私も購入を検討しているので、ここに情報をまとめておきます。
まず、Thunderbolt3とは?
ちょっとThunderboltについて、おさらいしておきましょう。
Macに搭載されているThunderbolt3ポートには、次の機能があります。
- USB 2.0
- USB 3.2 Gen1 (データ転送機能:5Gbps)
- USB 3.2 Gen2(データ転送機能:10Gbps)
- データ転送機能:40Gbps
- Displayport1.2
- USB Power Delivery
▼注意することとして、このような一般的に販売されているTYPE-C HUBは、データ転送40GbpsとDisplayportの機能を持っていません。
▲このような製品は、パソコンのUSB3.0(厳密には3.2)の機能を使っているだけです。
簡単に言ってしまえば、Thunderbolt3は「既存のUSB規格+40Gbpsの高速データー転送+Displayport」の機能を持っているインターフェイス。
▼Thunderbolt3の詳しい解説は別記事にまとめています。
関連記事 Macbook 12インチのUSB TYPE-C規格まとめ【Thunderbolt3とは?】
OWC THUNDERBOLT HUB

OWCというメーカーのThunderboltハブ(拡張ドック)。
(OWC:Other World Computing)
コレを使えば物理的にThunderboltポートを増やせます。
▼この製品の検証記事はこちら
関連記事 【気になる製品メモ】 OWC THUNDERBOLT HUB – Thunderboltを増設するハブは拡張ドックの決定版か?
機能

- Thunderbolt4 x 4(40Gb/s)
- TYPE-A x 1(10Gb/s)
- PD 60W
Thunderbolt4の製品ですが、Thunderbolt3のMacで利用可能(Big Surにも対応)。
TYPE-Cの1つはパソコンとの接続に使用するので、物理的にThunderboltを2ポート、TYPE-Aを1ポート増設可能。
Thunderbolt4を搭載したパソコンが普及するのは間違いないので、将来性の高い製品。
ANKER PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt3 Dock

- Thunderbolt3 x 1(PD15W)
- Thunderbolt3 x 1(Macと接続用 PD85W)
- TYPE-C x 2(10Gbps)
- TYPE-A x 4(5Gbps)
- HDMI
- カードリーダー
- イーサネット
- オーディオ入出力
ドック側のTB3ポート1つはMacとの接続で使ってしまうので、物理的なTB3ポートは増やせない(減りもしない)。
機能は必要十分。
どちらが良いか
Thunderbolt3(4)ポートを増やしたいのならOWC THUNDERBOLT HUBの一択。
イーサネットやカードリーダー等の使用頻度が高ければANKER PowerExpand Elite。
OWC THUNDERBOLT HUBの特徴
他にも拡張ドックはいくつか存在しますが、人によっては無駄なポートが多かったりします。
この製品はとにかくシンプルで価格が安い。
物理的にTHUNDERBOLTポートを増やせる貴重な存在。
気になる方はチェックしておいた方が良いでしょう。
国内のAmazon価格は26,000円程度なので、かなりイケてる製品。
ANKER PowerExpand Eliteの特徴
機能優先ならこちらの方が良い。
THUNDERBOLTポート数は増えないことに注意。
▼価格は3万円程度