ぼっちライダーの無限アル・パカです。
ほぼ一人でツーリングしてますが、インカムは必須です。
今回は、ぼっちライダーにふさわしいインカムについて検討しましょう。
この記事は、過去にインカム選びで迷走していた自分に対して書いています。
インカムの用途
- ナビゲーションの音声取得
- ごく稀に知人とツーリングをする
- ごく稀にタンデムツーリングする
用途はこれだけです。
②と③の用途からBluetoothレシーバーではなく、インカムが必要です。
②と③は、ぼっちじゃないだろと突っ込まれそうですが、全体の98%はぼっちです。
こんなインカムはいらない
ぼっちライダーにふさわしいインカムとは、どのような物でしょうか?
それは、余計な機能をバッサリそぎ落としたものです。
▼例えばこんなインカムは不要です

どこが不要かというと
- 最大6人のグループ通話が可能
- インターコム通話距離:1.4kmまで
- 他社のインカムと接続が可能
▼ついでに、こんなインカムも不要です

このインカムの不要な機能は
- 最大8人の仲間とつながる
- インターコム通話可離:2kmまで
- FMラジオ
- 他社のインカムと接続が可能
▼ついでに言えば、このようにヘルメットの横から大きくハミ出るのもいただけません

▲はっきり言って邪魔です。
SENA 20S EVOに至ってはマウント部分大きすぎて、ヘルメットを平行に置けません。
ハイスペックインカムは価格が高い
これが一番問題かもしれません。
価格が高すぎます。(2019年12月NAPS調査)
- SB6X:38,280円
- SENA 20S EVO:37,840円
ぼっちにそんな高価で多機能なモノは必要ありません。
機能をそぎ落とした低価格な物で十分です。
さらに付け加えると、修理体制の整ったメーカーの物をオススメします。
というのは、インカムは結構壊れやすいです。
私はこれまでサインハウスのSB213.evo、SB4X、SENAの20Sという、当時のフラッグシップインカムを使ってきました。
- SB213.evoは雨天走行後に充電ができなくなった
- SB4Xはブームマイクが走行中に脱落した(故障ではありませんが…補修部品の調達にも結構お金が掛かります)
- SENA20Sはヘルメットを落とした時に、インカムが地面に直撃して故障
自分の不注意もありますが、いい加減高い出費に嫌気がさしました。
もっとコスパが高くてシンプルな機能で良い!
ヘルメットに付けてもハミでない、スリムなインカムはないの?
ぼっちにふさわしいインカムとは?
必須要件
- 防水・防塵設計
- Bluetoothペアリング(スマホ、ナビ専用機の音声再生)
- スリムで装着時にヘルメットの横からハミでない
- タンデムパッセンジャーとインターコム会話
- 修理体制が整っている
上記の通りです。
これ以外、必要ありません。
もしラジオが聞きたければ、スマホとペアリングしてインターネット経由で聞けば良いです。
電話の着信・通話は運転に集中できないので、停車してヘルメットを脱いでからやりましょう。
インカムは長く使っていると調子が悪くなります。
修理が可能なメーカーの製品を選びましょう。
グループ通話は必要か?
LINEのグループ通話機能を使えば問題ありません。
人数は200人まで同時にグループ化できて、通話距離は携帯電波を使うので制限なしです。
インカムのメーカーや、機種が一致している必要も無しです。
LINEグループ通話の音質は、はっきり言って悪いです。
が、ギリギリ会話が成立するレベルです。
当たり前ですが、携帯電波の圏外を走行中すると通話が強制終了になります。
峠はよく通話が切れますが、市街地や海岸線はほとんど切れません。
たまにしかマスツーリングをしないのであれば、LINEグループ通話か、他のチャットアプリを使ったグループ通話で十分です。
もちろん他のライダーもLINEグループ通話に切り替えていただく必要がありますが、面白い試みなので皆やってくれます。
データ消費量
音声のみならデータ通信量は、それほど消費しません。
通信契約内容や普段のデータ消費量にもよりますが、たまにしかグループ通話をしないなら、今の通信契約のままで問題なしです。
そもそも運転中にず〜っとおホモ達と会話する必要がありますかね?
そんなに話すことってありません^^
あっちの眺めが綺麗とか、次の信号を右へ曲がるとか…無理に会話ネタを絞り出す必要はなしです。
予め目的地を共有しておけば、途中で通話が切れても特に困ることはありません。
おすすめインカム
ぼっちにふさわしいインカムを2台紹介します。
SENA 3S

▼装着時
現在私が使っているインカムです。
- 2台までのBluetoothペアリング
- ミニマムなデザインと機能
- インターコム通話距離:200mまで
- 国内正規品は2年保証
公式には防水対応ではありません。
北海道ツーリングの時に豪雨の中を走りましたが、現在でも問題なく使えています。
インターコム通話距離は200mと短いですが、タンデムパッセンジャーとの会話が目的なら問題ありません。
スリムな本体は、ヘルメットに装着しても横にハミでません。
1年で2回故障した
ケーブルの断線と電源が入らないトラブルで、2回故障しました。
保証期間内だったので、いずれも新品へ無償交換してもらいました。
保証期間が切れてから2年以上経過していますが、現在は問題ありません。
もう元は取れたと言えるほど使い込んだので、次に壊れたらリピートするか、次に紹介するMIDLANDのBT GOにします。
SENAのサポートサイトは素晴らしい
SENAの会員サイト「ジョグダイヤル倶楽部」で、インカムのシリアル番号を登録して端末管理ができます。
最新ファームウェアやマニュアル、よくある質問(FAQ)もオンラインで管理されていて便利です。
また、不要になったら登録解除をして売却することも可能。
保証期間も確認でき、このサイトから修理依頼を掛けることができます。
他メーカーのインカムでは、ここまでオンライン管理が進んでいません。
SENA 3Sまとめ
4年近く使ってますが、シンプルで非常に良いです。
お勧めできる製品ですが、買うなら保証の受けられる「国内正規品」を書いましょう。
販売サイト(国内正規品)>>NAPS WEBショップ
MIDLAND BT GO
SENA 3Sと同タイプのスリムなインカムです。
- 防水(日常生活防水)
- 1台までのBluetoothペアリング
- ミニマムなデザインと機能
- BT TALK対応
- インターコム通話距離:200mまで
- 1年保証
防水性能はSena 3Sと変わらないでしょう。
こちらはBluetoothペアリングが1台までなので、ナビ(スマホナビ含む)と通話専用スマホの2台同時ペアリングができません。
が、実用上はナビ(スマホナビ含む)とペアリングできれば全く問題なしです。
BT TALK
これは面白い機能ですね。
スマホの専用アプリを使って距離・人数無制限で通話が可能。
但し、BT TALK機能を搭載したMIDLAND製のインカム同士でないと使えない機能なので、ぼっちライダーには無くても良い機能です。
インターネット回線を使うので、LINEのグループチャットと仕組みはそれほど変わりません。
BT TALKを使用したデータ通信量は、1時間で約12Mbyte程度と少なめなので、スマホの通信契約を変更する必要はないでしょう。
保証
修理受付サイトからメールで申し込めばOKのようです。
SENAのメンバーサイトよりは劣りますが、修理体制も整っているので安心して使えます。
▼このBT GOもシンプルで良いですね!