マウスEL-B|Core i5-12400/RTX 3050モデル
CPU | Core i5-12400F |
CPUクーラー | 空冷 トップフロー式 |
GPU | GeForce RTX 3050 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 空きスロット0 |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD 空きM.2スロット0 |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE |
サイズ mm (高さ x 幅 x 奥行き) | 285 x 178 x 395 ミニタワー型 |
ミドルクラス最強CPUの第12世代Core i5と、フルHDゲーミングに強いRTX 3050を搭載。
ゲームだけでなく普段使いもサクサク動作するPCです。
持ち運びのしやすい取手付きのケースを採用。
小さいPCのわりにストレージを計5台も内蔵できる上に、メンテナンス性も高いのもポイント。
大きくて無骨なデザインのタワー型PCが苦手な人や、PCの設置場所に困っている人に最適。
価格も高すぎず、はじめてのゲーミングPCを探している人におすすめです。
外観と内部
↑見た目はシンプルでカッコいいです。赤いLEDは電源に連動しています。
↑左の巨大なPCは一般的なミドルタワー型です。
マウスHL-B/EL-Bシリーズの高さはPS5よりも低く、Xbox Series Xとほぼ同じ。
かなりコンパクトです。
↑奥行きは39.5cmで、ミドルタワーケースよりも短いです。
ゲーム機よりは奥行きがあるものの、高性能な大型グラフィックボードが搭載できるので仕方ないですね。
↑ハンドルはラバー加工されていて滑りにくく、かなり握りやすいです。
片手でひょいっと持ち上げられて、すごく便利。
↑右側に電源ボタン、USB x 2、ヘッドホン、マイク端子。
↑背面は以下のようになっています。
- 電源入力
- 9cm排気ファン
- USB 3.0 Type-A x 2
- USB 2.0 Type-A x 2
- USB Type-C x 1
- オーディオ入出力
- DisplayPort x 3
- HDMI x 1
↑右側のサイドカバーを開けると、2.5インチのドライブベイが1つ。
↑左側のサイドカバーを開けると、12cmの冷却ファンを搭載したカバーがあります。
↑ファンカバーを開けた状態。右側は追加ドライブベイ。
電源は汎用的なATX電源です。写真の電源サイズは150 x 140 x 86mmと一般的な大きさ。
詳しい人ならより大容量の電源に換装可能です。
↑ドライブベイは3.5インチ x 1、2.5インチ x 2
かなり拡張性の高いケースです。
↑グラボのサイズは30cm以上の大型タイプも搭載可能
↑マザーボードはMini ITXサイズで、写真のはASRockのB660 ITXです。
基本的には全モデルで以下の仕様になります。
- メモリスロット x 2(装着済み)
- M.2 スロット x 1(NVMe SSDが装着済み)
- Wi-Fi6搭載
メモリとM.2スロットの空きがないので、使用目的によっては注文時にカスタムしてしまうのが良いです。
CPUのファンはトップフロー式で、左側の9cmファンから熱を排気しています。
↑底面からも吸気するケースですが、ホコリを吸い込まないようにスライド式のフィルターを装備。
簡単に外せて水洗いができるようになっています。
CPU性能|第12世代Core i5-12400F
Core i5-12400Fはインテルの第12世代CPUで、6コア12スレッド(6C12T)、最大4.4GHzのパワーを持っています。
TDP 65Wと省電力なCPUの中で最強の性能を持っており、ゲームと普段使いの他に実況配信などの重たい処理も得意。
8コア16スレッド以上のハイスペックモデルには劣るものの、バリュー価格帯の中で最もコスパの良いCPUです。
CPU末尾のF/K/KFって何?
Core iシリーズ型番の末尾にあるF、K、KFなどの意味を整理します。
例 | 内蔵GPU | オーバー クロック | TDP | PL2 最大電力 | 定格 クロック | 最大 クロック | 参考価格 2023年1月調査 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
無印 | 12700 | ◯ | X | 65W | 180W | 2.1GHz | 4.9GHz | 48,000円 |
F | 12700F | X | X | 65W | 180W | 2.1GHz | 4.9GHz | 45,000円 |
K | 12700K | ◯ | ◯ | 125W | 190W | 3.6GHz | 5.0GHz | 51,000円 |
KF | 12700KF | X | ◯ | 125W | 190W | 3.6GHz | 5.0GHz | 56,000円 |
無印かF(例:12700/12700F)がコスパ良くておすすめ。負荷のかかる処理はフルパワーで動作し、ゲームプレイにおけるK/KF付きとの性能差は体感できるほどではない。
内蔵GPUはグラフィックボードを搭載した場合、使うことはない。
オーバークロック対応のK/KFモデルの方が性能は高いが、消費電力と発熱も高いので、基本的に水冷クーラーを推奨。
12900KSのSはSpecial Editionの略。
グラフィック性能|RTX 3050
RTXシリーズとしては最下位のエントリーモデル(入門モデル)ですが、フレームレートをブーストする「DLSS」や美麗な映像を楽しめる「レイトレーシング」に対応した最新GPUです。
特にDLSSは対応したゲームだとフレームレートが大幅に上がるので、フルHD解像度でゲームをするなら全く問題のない性能。
また、エントリーモデルながらビデオメモリを8GBも搭載しているので、動画や写真編集などの作業も得意です。
上位のRTX 3060より性能差はあるものの、入門者向けとは呼べないほど多機能です。
ゲーム性能
フルHD解像度での参考フレームレート(単位:fps)
タイトル | ゲームの重さ | 最高設定 | 高設定 |
---|---|---|---|
レインボーシックスシージ | 軽 | 200 | 280 |
VALORANT | 軽 | 195 | 270 |
Apex Legends | 中 | 100 | 155 |
フォートナイト | 中 | 95 | 150 |
PUBG | 中 | 80 | 130 |
エルデンリング | 中 | 50 | 60が上限 |
アサシンクリード バルハラ | 重 | 45 | 80 |
サイバーパンク2077 | 重 | 45 | 80 |
快適に遊べる目安として、Apex LegendsなどのFPSゲームならフレームレートは「120fps以上」が理想的。
ガッツリやり込んで上位ランクを狙うなら200fps前後あると狙い撃ちがしやすいです。
競技性の低いゲーム(オープンワールド系など)なら60fps以上あればOKです。
表に載っていないゲームのほとんどが「軽量〜中量級」に入ります。
画質のレベルは一つ落とした「高設定」でも十分に美しい映像で、多くのゲームを120fps以上で遊べる性能です。
WQHD解像度でも軽めのゲームなら画質を調整すれば遊べます。
最高級の画質を求める人や、かなりのヘビーゲーマーでない限り問題ないと言えるでしょう。
より詳しいRTX 3050の使用感については関連記事も参考にてください↓
おすすめカスタマイズ
EL-Bのおすすめカスタマイズは1つだけです。
・SSDを1TBに交換
初期状態のストレージ容量は512GBとなっています。
最近はApex Legendsなど無料で遊べる大型ゲームがたくさんあるので、いろいろなゲームを遊びたい人は1TB以上に容量を増やすことをおすすめします。
EL-Bには2.5インチと3.5インチの追加ドライブベイが豊富にありますが、ストレージ速度は標準装備の512GB NVMe SSDがもっとも早いです。
2.5インチのストレージを追加するより、標準SSDを大容量タイプに交換することをおすすめします。
まとめ|こんな人におすすめ
マウスEL-Bは、他のメーカーにはない小型サイズで拡張性の高さが特徴です。
価格も高すぎず、はじめてのゲーミングPCとして非常にバランスの良い性能となっています。
本製品は次のような人におすすめです。
- 小型でスタイリッシュなPCを探している人
- ゲームと普段使いが快適に使えるPCを探している人
気になる人は、公式サイトもチェックしてください。