【BenQ EX2780Q レビュー】PC、Mac、Xbox Series X対応 万能27インチゲーミングモニター

27インチIPSパネルを採用したゲーミングモニター「BenQ EX2780Q」を買って2週間ほど使ってみたのでレビューします。

BenQ EX2780Qとは

2019年11月に発売された27インチ、IPS液晶、1440p WQHD解像度(2,560 x 1,440)、最大リフレッシュレートが144Hzのゲーミングモニターです。

このクラスのゲーミングモニターは豊富で、どれも似たり寄ったりなのですが、E2780Qは頭一つ抜けた製品です。

BenQ EX2780Qのスペック

:競合製品より優れている

:競合製品より劣っている

発売日 2019年11月22日
画面サイズ 27インチ
解像度 WQHD 2560 x 1440(1440p)
パネル IPS ノングレア
視野角(水平/垂直 ) 178°/178°
入力端子 Displayport (V1.4) x 1
HDMI (V2.0) x 2
USB-C x 1(PD10W)
最大リフレッシュレート 全ての入力ポートが144Hzに対応
応答速度 5ms(GTG)
同期技術 ※FreeSync Premium
HDR DisplayHDR 400
横幅 61.4cm
高さ 45.97cm
奥行 19.6cm(スタンド込み)
重量 5.9kg(スタンド込み)
前後角度調整 前:-5°、後:15°
左右角度調整 不可
高さ調整 不可
モニターアーム VESA 100 x 100
リモコン あり
ヘッドホン端子 あり
USBハブ機能 なし
電源 内蔵
スピーカー 2.1ch (2W+2Wステレオ、5Wサブウーファー)
保証 3年(液晶パネルとバックライトは1年)
▼別記事にFreeSync Premiumについてまとめています。

モニター選びの基本的なこと

画面のサイズと解像度は何が良いか?

設置場所にもよりますが、用途がゲームの他に事務的な作業や、写真・動画編集のようなクリエイティブな作業もするなら、27インチのWQHD解像度(2,560 x 1,440ドット)がちょうどいいです。

4K解像度(3,840 x 2,160ドット)だとWQHDより表示できる情報量は多くなるので、パソコンやゲーム機の負荷が上がります。

4K解像度では事務的な作業であれば問題ありませんが、ゲームはフレームレート(画面の書換回数)が極端に落ちるので満足できないでしょう。

BenQ EX2780Qは27インチWQHDの液晶を搭載しています。

液晶パネルの種類はIPSかTNかVAか?

これまでゲームにはTNパネルがベストと言われてきましたが、最近のIPSパネルはTNパネル並に性能が上がってきています。

BenQ EX2780QはIPSパネルを搭載しています。

▼ゲーミングモニターのパネルの違いについてはコチラ

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お姿

▼製品箱はスリムで軽量

▼正面

▼背面

▼底面

▼一般的なVESA 100 x 100規格のモニタースタンドに対応

▼付属品(付属ケーブルはHDMI x 1、USB TYPE-C x 1、電源のみでDisplayportケーブルは無い)

▼スタンド(取り付けにはプラスドライバーが必要)

▼リモコンと滑り止め加工されたリモコン台。リモコンの電池は汎用的なCR2032が1つ。

▼背面左下にある各種設定ボタン。リモコンを使えば設定を変えられるので出番はありませんが、リモコンが壊れた時に役立つでしょう^^;

▼設定メニューの一部。全てリモコン操作ができて、こだわった設定も可能。私はこだわりがないのでデフォルトのまま使っています。

BenQ EX2780Qの気に入ったところ4選

1)豊富な入力ポート

EX2780QにはDisplayport x 1、HDMIポート x 2、主にMacで利用できるUSB TYPE-Cが1つあります。

▼ゲーミングモニターでUSB TYPE-C入力を持っているのは珍しいです。

▼MacBookなどの一部のパソコンでは、付属のUSB TYPE-CケーブルだけでEX2780Qを外部モニターとして使えます。

2)全ての入力ポートがリフレッシュレート144Hzに対応

Displayport、2つのHDMI、TYPE-C全てがWQHD解像度でリフレッシュレート144Hzに対応しています。

Displayportだけしか高リフレッシュレートに対応していない製品が結構あるので、コレは本当にありがたい機能です。

特に次世代ゲーム機をつなぐ予定のある人にとって、重要なポイントになるでしょう。

リフレッシュレートとは?
1秒間に画面を書き換えられる回数で単位はHzです。数値が大きいほど映像が滑らかになり、ゲーミングモニターとして理想的な性能は120Hz以上です。
※BenQの製品紹介ページには全ての入力ポートで144Hz対応という記述がありませんが、マニュアルダウンロードページに上がっている「EX2780Q Japanese Resolution file」という資料から、対応している事を確認できます。

ゲーム機を繋ぐときの注意点

HDMIポートにPS4やSwitchのようなFULL HD(1,920 x 1,080)向けのゲーム機を繋ぐと、FULL HDの映像をWQHDに引き伸ばして表示するので、ぼやけた映像になります。

次世代ゲーム機のXbox Series SとXはWQHD(1440p)の120FPSに対応しているので、このモニターと相性が良いです。

PS5はWQHD(1440p)にネイティブ対応していないようです。残念。

3)リモコンはやっぱり便利!

リモコン付きのゲーミングモニターって希少です。

▼特にボリューム調節と入力切り替えが手元でできるのは、非常にありがたいです。

▼入力切替えボタンを連打して希望の入力ソースに合わせたらOKボタンを押すか、そのまま2〜3秒放置してると入力が切り替わります。

コレ、抜群に使いやすいです!

他の製品だとモニター背面のメニューボタンやスティックをガチャガチャ操作して切り替えるのが定番ですが、コレはほぼ一発操作で切り替えられます。

4)2.1ch スピーカー内蔵

BenQ EX2780Qにはモニターの前面にステレオスピーカーがあって、背面にはサブウーファーが内蔵されています。

2.1chのスピーカーを搭載したゲーミングモニターは珍しいです。

▼赤枠のところに2W+2Wステレオスピーカー

他のモニターは、スピーカーが背面や底面についている製品が多いのですが、EX2780Qは前面についているので、音がはっきり聞こえます。

▼背面に5Wサブウーファー

正直なところ、他のスピーカー内蔵モニターの音質は、おまけレベルです。

▼所有している他のモニターと聴き比べをしてみましたが、比較するのが残酷なくらいEX2780Qの2.1chスピーカーは良いです。

▲左)Acer Nitro XV3 右)I-O DATA EX-LDGC251UTB

▼リモコンでも音量調節できますが、ボリュームダイヤルが操作しやすいところにあって重宝します。

BenQ EX2780Qの気になるところ1選

1)液晶の応答速度が5msで平凡

応答速度とは映像の色の変化にかかる時間のことで、この数字が大きいと動きの早いゲームで遅延が目立つようになります。

msとは?
ミリセカンド=1/1000秒のことです。5msは0.005秒です。速すぎて想像つきませんね^^

この仕組みについてはI-O DATAの公式サイト情報が非常にわかりやすいです。

▼例えば格闘ゲームを例にすると、遅延とはこのようなことです。

出典:I-O DATA(画像クリックでI-O DATAの解説ページへ)

しかしEX2780Qの応答速度5msとは、決して遅くはなく平凡なものです。

最近のゲーミングモニターは応答速度0.5〜1msをうたう製品も多く、EX2780Qより5〜10倍早い映像処理をします。

しかし、人間の目で0.5msと5msの違いを判別できるかと言うと、微妙です。

実際に私は0.5msのモニターも所有していますが、EX2780Qと比べても違いが分かりませんでした^^;

この平凡な速度が影響する人は、対戦ゲームで勝ちにこだわる人と、私のようなPC環境構築マニアだけです。

ですから平凡なだけで、それほど気にする必要はありません。

BenQ EX2780Qの残念なところ2選

1)USB TYPE-C PDの電源供給が10Wしかない

EX2780QのTYPE-Cコネクタは10WのPD(Power Delivery)という電源供給にも対応しています。

実際のところ10Wは少なすぎです。

▼MacBook Pro 15インチを繋げて使用してみましたが、10Wの電力供給だとMacの充電はされなくて徐々にバッテリー残量が減っていきます。

ケーブル一本で映像・音声入力と給電までしてくれるのは大変便利なのですが、パソコンを繋ぐ場合は少なくとも30Wくらいの電力供給がないと、充電が追いつきません。

結局、充電ケーブルもMacに繋ぐ必要があります。なんかもったいないですね。

10Wというのは、スマホなら問題なく使用しながら充電ができるレベルです。

コレだけは残念ですが、致命的な欠点ではないでしょう。

※BenQの製品紹介ページにはPD対応という記述がありませんが、サポートデスクに問い合わせをしてPD 10Wであることを確認しました。

2)付属のモニタースタンドがしょぼい

付属のスタンドはデザインが良くて軽量という特徴がありますが、欠点もあります。

  • 上下の高さ調整ができない
  • 前後の角度調整は前5°後15°まで
  • 左右の首振りができない

個人差はあると思いますが、本体の価格が手ごろなだけにこの欠点は致し方ないですね。

私は使い勝手が悪いので付属のスタンドを使用していません。

この欠点を補うために、強く別売の汎用モニタースタンドの使用をお勧めします。

▼ゲームする時って椅子にふんぞり返って、こんな感じにだらしない格好になったりしますよね。

付属のスタンドだと自由度がありません。

モニタースタンドがあれば快適なゲーム環境(ゲーム廃人)になりますよ。

安価なモニタースタンドは、安定度や自由度に問題があるものが多いので注意してください。

▼私はこのモニタースタンドを使用しています。

BenQってどんなメーカー?

BenQ(ベンキュー)はPCゲーマーには名の通ったメーカーで、日本法人(BenQジャパン)もあります。

特にプロ仕様のBenQ ZOWIEシリーズはeSportsなどでも使われるほど性能と信頼の高い製品です。

調べてみたら、台湾を拠点とするメーカーで、液晶モニターについては世界3位の実力を持つ会社でした。

保証も3年(液晶パネルとバックライトは1年)なので、安心して使えるメーカーですね。

▼BenQジャパンのホームページはコチラ

https://www.benq.com/ja-jp/about-benq/corporate.html

評価

2週間ほど使ってみましたが、極めて使い勝手が良いです。

27インチWQHDという性能は、PCやMacを接続する時にちょうどいい大きさです。

他のモニターと比べても劣る点が極めて少なく、価格と性能のバランスを考えるとベストな製品でしょう。

Xbox Series SとXはWQHD(1440p)に対応しているので、相性は抜群。

PS5は残念ながらWQHDの解像度に対応していないとの情報が流れました。

PS5をWQHDのモニターに繋ぐと、1080pのアップスケールか4Kのダウンスケールになる模様。

つまり、映像が少し荒くなります。残念。

▼価格は47,000円前後です。最新価格はAmazonにてご確認ください。


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