マウスHL-B|Core i5-12400+RTX 3060Ti

CPUCore i5-12400F
CPUクーラー空冷
トップフロー式
GPUGeForce RTX 3060Ti 8GB
メモリ16GB DDR4
空きスロット0
ストレージ512GB M.2 NVMe SSD
空きM.2スロット0
電源700W
80PLUS BRONZE
サイズ mm
(高さ x 幅 x 奥行き)
285 x 178 x 395
ミニタワー

ミドルクラス最強CPUの第12世代Core i5と、フルHD/WQHD解像度にめっぽう強いRTX 3060Tiを搭載。

ゲームだけでなく普段使いもサクサク動作するミドルハイスペックPCです。

持ち運びのしやすい取手付きのケースを採用。

小さいPCのわりにストレージを計5台も内蔵できる上に、メンテナンス性も高いPCです。

大きくて無骨なデザインのタワー型PCが苦手な人や、PCの設置場所に困っている人に最適。

小型で高性能なゲーミングPCを探している人におすすめです。

外観と内部

↑見た目はシンプルでカッコいいです。赤いLEDは電源に連動しています。

↑左の巨大なPCは一般的なミドルタワー型です。

マウスHL-B/EL-Bシリーズの高さはPS5よりも低く、Xbox Series Xとほぼ同じ。

かなりコンパクトです。

↑奥行きは39.5cmで、ミドルタワーケースよりも短いです。

ゲーム機よりは奥行きがあるものの、高性能な大型グラフィックボードが搭載できるので仕方ないですね。

↑ハンドルはラバー加工されていて滑りにくく、かなり握りやすいです。

片手でひょいっと持ち上げられて、すごく便利。

↑右側に電源ボタン、USB x 2、ヘッドホン、マイク端子。

↑背面は以下のようになっています。

  • 電源入力
  • 9cm排気ファン
  • USB 3.0 Type-A x 2
  • USB 2.0 Type-A x 2
  • USB Type-C x 1
  • オーディオ入出力
  • DisplayPort x 3
  • HDMI x 1

↑右側のサイドカバーを開けると、2.5インチのドライブベイが1つ。

↑左側のサイドカバーを開けると、12cmの冷却ファンを搭載したカバーがあります。

↑ファンカバーを開けた状態。右側は追加ドライブベイ。

電源は汎用的なATX電源です。写真の電源サイズは150 x 140 x 86mmと一般的な大きさ。

詳しい人ならより大容量の電源に換装可能です。

↑ドライブベイは3.5インチ x 1、2.5インチ x 2

かなり拡張性の高いケースです。

↑グラボのサイズは30cm以上の大型タイプも搭載可能

↑マザーボードはMini ITXサイズで、写真のはASRockのB660 ITXです。

基本的には全モデルで以下の仕様になります。

  • メモリスロット x 2(装着済み)
  • M.2 スロット x 1(NVMe SSDが装着済み)
  • Wi-Fi6搭載

メモリとM.2スロットの空きがないので、使用目的によっては注文時にカスタムしてしまうのが良いです。

CPUのファンはトップフロー式で、左側の9cmファンから熱を排気しています。

↑底面からも吸気するケースですが、ホコリを吸い込まないようにスライド式のフィルターを装備。

簡単に外せて水洗いができるようになっています。

CPU性能|第12世代Core i5-12400F

Core i5-12400Fはインテルの第12世代CPUで、6コア12スレッド(6C12T)、最大4.4GHzのパワーを持っています。

TDP 65Wと省電力なCPUの中で最強の性能を持っており、ゲームと普段使いの他に実況配信などの重たい処理も得意。

8コア16スレッド以上のハイスペックモデルには劣るものの、バリュー価格帯の中で最もコスパの良いCPUです。

CPU末尾のF/K/KFって何?

Core iシリーズ型番の末尾にあるF、K、KFなどの意味を整理します。

スクロールできます
内蔵GPUオーバー
クロック
TDPPL2
最大電力
定格
クロック
最大
クロック
参考価格
2023年1月調査
無印12700X65W180W2.1GHz4.9GHz48,000円
F12700FXX65W180W2.1GHz4.9GHz45,000円
K12700K125W190W3.6GHz5.0GHz51,000円
KF12700KFX125W190W3.6GHz5.0GHz56,000円
例:Core i7-12700シリーズ

無印かF(例:12700/12700F)がコスパ良くておすすめ。負荷のかかる処理はフルパワーで動作し、ゲームプレイにおけるK/KF付きとの性能差は体感できるほどではない。

内蔵GPUはグラフィックボードを搭載した場合、使うことはない。

オーバークロック対応のK/KFモデルの方が性能は高いが、消費電力と発熱も高いので、基本的に水冷クーラーを推奨。

12900KSのSはSpecial Editionの略。

グラフィック性能|RTX 3060Ti

ハイエンドのRTX 3080クラスには大きく劣るものの、上位のRTX 3070と大きな差はなく、下位のRTX 3060より性能の伸びが非常に良いです。

RTX 3060TiはミドルハイクラスのGPUで、ゲームならフルHDとWQHD解像度にめっぽう強いグラボです。

ビデオメモリが8GBなので、ゲームなら以下のような使い方がおすすめとなります。

  • 【フルHD】最高画質&高フレームレート
  • 【WQHD】高画質
  • 【4K】中画質

また、強力なCPUとの組み合わせで、4K解像度での動画編集のような事務的な作業もサクサクこなせます。

ゲーム性能

フルHD解像度での参考フレームレート(単位:fps)

タイトルゲームの重さ最高設定高設定
レインボーシックスシージ320390以上
VALORANT310390以上
Apex Legends165240
フォートナイト145210
PUBG120180
エルデンリング6060が上限
アサシンクリード バルハラ70115
サイバーパンク207770115
WQHDの参考フレームレート
タイトルゲームの重さ最高設定高設定
レインボーシックスシージ165以上165以上
VALORANT165以上165以上
Apex Legends125165以上
フォートナイト95150
PUBG90145
エルデンリング6060が上限
アサシンクリード バルハラ60100
サイバーパンク207765110
4Kの参考フレームレート
タイトルゲームの重さ最高設定高設定
レインボーシックスシージ95144以上
VALORANT144以上144以上
Apex Legends75120
フォートナイト5090
PUBG5090
エルデンリング5060が上限
アサシンクリード バルハラ4075
サイバーパンク20774075

快適に遊べる目安として、Apex LegendsなどのFPSゲームならフレームレートは「120fps以上」が理想的

ガッツリやり込んで上位ランクを狙うなら200fps前後あると狙い撃ちがしやすいです。

競技性の低いゲーム(オープンワールド系など)なら60fps以上あればOKです。

表に載っていないゲームのほとんどが「軽量〜中量級」に入ります。

画質のレベルは一つ落とした「高設定」でも十分に美しい映像です。

4K解像度でがっつり対戦ゲームをしたい!という人以外は、かなり長く使える性能です。

より詳しい性能は関連記事も参考にしてください

おすすめカスタマイズ

HL-Bのおすすめカスタマイズは1つだけです。

・SSDを1TBに交換

初期状態のストレージ容量は512GBとなっています。

最近はApex Legendsなど無料で遊べる大型ゲームがたくさんあるので、いろいろなゲームを遊びたい人は1TB以上に容量を増やすことをおすすめします。

HL-Bには2.5インチと3.5インチの追加ドライブベイが豊富にありますが、ストレージ速度は標準装備の512GB NVMe SSDがもっとも早いです。

2.5インチのストレージを追加するより、標準SSDを大容量タイプに交換することをおすすめします。

まとめ|こんな人におすすめ

マウスHL-Bは、他のメーカーにはない小型サイズで拡張性の高さが特徴です。

本製品は次のような人におすすめです。

  • 小型でスタイリッシュなPCを探している人
  • 小型でも高性能なゲーミングPCが欲しい人
  • ゲームと普段使いで快適に使えるPCを探している人

気になる人は、公式サイトもチェックしてください。