この物語はアラフィフで脱サラニートになったダメ人間の「人生逆転ドキュメンタリー」です。
第一話<2週間以上のスーパーロングツーリングを「無限」に繰り返す方法>
懲役28年 … お勤めした会社を出所(退職)して脱サラニートになった後の話^^;
人は簡単に死なない
実体験から書いていますが、会社を辞めても人は死にません。
勤続期間が20年以上の場合、約1年間は失業給付金等で収入は止まらないのです。
収入額は雇用期間や退職金制度の有無で変わります。
▼参考までに、私の場合は次のような収入がありました。
- 失業給付金
- (20年以上勤務)約20万円 x 7ヶ月間(コロナ特別延長あり)
- 退職金
- 従業員持株・引出金
- 労働組合積立・引出金
- その他の支援金(労働組合と職場からの先別金など)
- 確定拠出年金(60歳まで引き出せない^^;)
失業給付金が支給されている間は、蓄えは減りません。
意外と普通に生きていけます^^;
iDeCoに切り替えよう!
勤めていた会社に確定拠出年金制度があれば、個人型(iDeCo)に切り替える必要があります。
切替手順は会社の担当者に聞けば教えてもらえますが、退職してから2ヶ月程度の切り替え保留期間がありました。
放置して切り替えを忘れないようにしましょう。
ニートになってもお金は掛かる
▼晴れて脱サラニートになっても、ニート1年生は次の費用が掛かります。
項目 | ダメージ度 | |
---|---|---|
① | 国民健康保険 | なし |
② | 国民年金 | なし |
③ | 住民税(所得税) | 中 |
④ | 生命・医療保険 | なし |
⑤ | その他の税金 | 低 |
⑥ | 生活費 | 低 |
⑦ | 借金 | 低 |
※「ダメージ度」は私の場合です。個人差あり^^;
※退職するタイミングは、年末調整を終わらせた後がベスト。
① 国民健康保険料
国民健康保険の加入は必須ですが、私は妻の扶養に入りました。
実質の世帯収入は減るけど、個人の資産は減りません。
単身者の場合は30,000〜50,000円/月程度の出費が必要(前年度の所得、年齢などで変わる)。
詳しくは各自治体に聞けば教えてもらえます。
▼概算はこのページから算出可能。
② 国民年金保険料
妻帯者の扶養になると「第3号被保険者」となり、保険料を納付する必要なし。
単身者だったら16,540円/月(令和二年度)
③ 住民税(所得税)
住民税は前年の収入によって決まります。
高給取りだった場合、ニート1年生は結構痛いです。
私は35万円ほど納めました。
6月頃に役所から振替用紙が届く→4回に分けて支払い可能。
固定資産税と同じ感覚です。
コレは仕方ありませんね。
ニート1年生で所得が失業給付金のみであれば、翌年は税金が0円になります。
※失業給付金は非課税なので、所得・住民税の課税対象にならない。
小銭を稼いでしまった場合
合計が20万円を超えた場合は、確定申告をする必要あり。
経費で相殺して利益を0円か赤字にすること!
④ 生命・医療保険料
家庭環境にもよりますが、もし生命・医療保険に入っているのなら解約を検討しましょう。
はっきり言って国民健康保険だけに入ってればOK。
大病に掛かっても、高額医療費制度を使えば出費はかなり抑えられます。
私はず〜っと掛け捨ての生命・医療保険に入っていましたが、一度も使いませんでした。
忘れてない?
これから明日、来月、来年を自力で稼いで生きなきゃダメなんだよ?
保険が気になるなら、サラリーマンという「保険」を捨てない方がイイヨ!
保険はギャンブルだね!
そうだ、人生を掛けて会社を辞めるんだった…
ギャンブルやってる余裕ない^^
ちなみに自動車・バイクの任意保険は、ヤバい事故を起こしたら一発アウト!
絶対に解約しちゃダメ!
ということで、私は解約しました。
解約して数年経ってますが、未だに必要性を感じません^^;
保険については個人の価値観で考え方が変わるでしょう。
私は保険金がないと生きていけない状態になったら諦めます。
もう腹をくくっているので、そうなったら「運命」です。
▼詳しくは関連記事を参考にしてください。
関連記事 思い切って生命保険を全て解約した!
⑤ その他の税金
固定資産税や自動車税など。
コレも必要経費ですね。
はっきり言って、持ち家よりも賃貸の方がお得。
⑥ 生活費
失業給付金が出ている間は、それほど痛くありません。
ロングツーリングしながら起業(開業)の事を考えていました。
⑦ 借金
私は住宅ローンが残っていますが、失業給付金で相殺していました。
蓄えもあるので数年は耐えられます。
苦しくなったら家を手放して、両親や兄弟と同居するのもあり。
地方の激安賃貸に引っ越すなど、方法はいくらでもあるでしょう。
家庭環境に左右されますが、何とかなります。
あと、退職金で一時的に裕福になったからと言って、借金の繰上げ返済はしない方がお勧め。
現金は手元に残しておいた方が良いです。
起業を考えているのなら…
ホントのお勧めは、自己投資にガンガンお金を使うこと!
失業給付金を満額でもらう方法
失業するとハローワークに登録されます。
退職日を超えたら、なるべく早めにハローワークへ出頭しましょう。
すると改めて「何月何日に説明会がある」と、再出頭を命じられます。
説明会の話はしっかり聞いておきましょう。
- 年を追うごとに微妙なルール調整あり
- ココに書いている情報も参考程度に!
失業した理由によって給付金が出るタイミングが違います。
私のように自己都合で退職すると、退職後3ヶ月間が待機期間となって、その間は無給になります。
失業給付金をガッツリもらう為には、その待機期間中にアルバイト等をしないようにしましょう。
3ヶ月間の無給でも、退職前の最後の給与振り込み・退職金・各種支援金が入ったので、それほど痛くありませんでした。
ハローワークで職探し
失業給付を受けるには、月に2回の就職活動をして「雇用保険受給資格者証」にハンコ(求職活動実績)をもらう必要があります。
でも、私は就職してサラリーマンに戻る気なんて全く無かったです。
自力で稼ぐので、就職ではなく「起業(開業)」。
いまさら就職活動するの?
面接とかやりたくない!
手っ取り早く給付金を満額もらうポイント!
- 余計な事を聞かない
- パソコンで職探しを5分だけする
上記の2つを守ればOK!
ハローワークには相談窓口みたいな所がありますが、開業の事を話すのはヤメておくのが無難。
マジメに興味のある職を探すフリをするのが良いです。
オレは就職なんてしない!開業だ!と、変に意地を張らないようにしましょう。
(正しくは「開業準備中」でも失業給付は受けられますが、派手な開業活動をすると面倒くさいことになります)
そして就職活動で手っ取り早いのは、「ハローワークのパソコンを使って職探し→受付でハンコをもらう」がベストです。
どこかの会社に行って面接を受けたり、セミナーに参加するとか面倒なことをする必要は無し!
パソコンを使ってテキトーに興味のある職のカテゴリーを選んで、どんな仕事があるのか調べておきましょう。
気になる案件はプリントアウトして取っておくのが吉。
最悪の場合は「そこに就職すれば良し」くらいの気持ちで十分です(コレで立派な就職活動になります)。
そして、パソコンを使って検索する時間は5分でOK!
最大30分間もパソコンを使っていいのですが、自分のできそうな職のチェックなんて5分で終わってしまいます。
なので、サクッとチェックしてすぐに受付でハンコをもらいましょう。
それで係員に「やる気あるのか?」と質問された事はありません。
(万が一質問されても「希望の職が無かった。無いのに何を調べるの?」と伝えるつもりでした)
それを月に2回、数ヶ月繰り返せば満額で失業給付が受けられます。
たったの5分!
実に簡単!
繰り返しますが、給付期間中はアルバイトなどしないように!
・
つづく …
次回:<戦え!闘え!たたかえ!>