2020年3月から始まるMotoGPの見どころと、快適な観戦環境についてまとめました。
この記事はMotoGP観戦の初心者向けに書いています。
関連記事 huluでMotoGP 2020の日本語解説つきバーチャルレースを観よう!
決勝スケジュール MotoGPクラス 2020年
2020年はフィンランドGPが復活して、合計20戦となります。
コロナウイルスの影響で2020年は15戦の予定です。
第1戦はMotoGPクラスのみ中止になりました。
残念ながら日本GPも中止です^^;
開催国 | 開催日 | 開始時間 | |
第1戦 | カタール | 3/9(月) | 00:00 |
第2戦 | スペイン | 7/19(日) | 21:00 |
第3戦 | スペイン | 7/26(日) | 21:00 |
第4戦 | チェコ | 8/9(日) | 21:00 |
第5戦 | オーストリア | 8/16(日) | 21:00 |
第6戦 | オーストリア | 8/23(日) | 21:00 |
第7戦 | イタリア | 9/13(日) | 21:00 |
第8戦 | イタリア | 9/20(日) | 21:00 |
第9戦 | スペイン | 9/27(日) | 22:00 |
第10戦 | フランス | 10/11(日) | 20:00 |
第11戦 | スペイン | 10/18(日) | 21:00 |
第12戦 | スペイン | 10/25(日) | 21:00 |
第13戦 | スペイン | 11/8(日) | 22:00 |
第14戦 | スペイン | 11/15(日) | 22:00 |
第15戦 | ポルトガル | 11/23(日) | 22:00 |
注目ライダー MotoGPクラス
MotoGPクラスのライダーは22名です。
MotoGP観戦の初心者にとって、全てのライダーの特徴を押さえる事は難しいでしょう。
そこで個人的に今年注目しているライダーをピックアップしてみましたので、参考にしてください。
※ライダーの顔写真はPCゲームMotoGP20のスナップショットです。
名前 | 出身国 | 所属チーム |
マルク・マルケス | スペイン | Repsol HONDA |
![]() |
・無敵のライダー。 ・見ていると悔しくなるほど強い…強すぎます。 ・今年も王者になればGP通算王者回数が9回になって、生きる伝説バレンティーノ・ロッシと並びます。 ・見所は「誰がマルケスを倒すか」でしょう。 |
|
アレックス・マルケス | スペイン | Repsol HONDA |
![]() |
・マルク・マルケスの弟で今年急遽MotoGPクラスに昇格したルーキーです。 ・兄弟で同じチーム。レプソルホンダも思い切ったことをやってくれます。 ・嫌でも兄と比較される中、どの様な成績を残せるかが見どころです。 |
|
ファビオ・クワッタハッホ | フランス | Petronas YAMAHA |
![]() |
・若干20歳で今年2年目の新人ですが、2019年の後半では表彰台の常連になるほどの実力者。 ・予選ポールポジションの常連。 ・既に2021年は、ファクトリーチームに昇格することが決まっています。 ・刺青だらけでキモいですが、今年こそマルケス兄を倒して優勝するところを見たいです。 ・尚、名前の読み方はクワタラーロかクワッタハッホかで議論されていますが、2019年のもてぎGPで自分の名前を「クワッタハッホ」と発音しました^^; |
|
バレンティーノ・ロッシ | イタリア | Monster Energy YAMAHA |
![]() |
・GP通算王者回数9回。2月16日で41歳になる生きる伝説。 ・今年は中盤までの成績で、ファクトリーチームに残れるかが決まる勝負の年です。 ・特に昨年から予選も下位になることが多く、昔の様に安心して見ていられない状況です。 ・2015年はマルケスと格闘技の様な争いを何度も見せてくれました。その後は勢いが少しずつ落ちてきて、2017年第8戦以降、しばらく優勝していませんが、もし優勝したら世界中がお祭り騒ぎになることは間違いないでしょう。 ・見所は表彰台への返り咲きと、優勝ですね。 ・今、このライダーを嫌う人は少ないでしょう。引退して欲しくありません。 |
|
ヨハン・ザルコ | フランス | Reale Avintia Racing (DUCATI) |
![]() |
・2019年はKTMを途中で離脱し、ホンダのマシンでスポット参戦しましたが、良い成績を残せず。苦難の年でした。 ・MotoGPデビューイヤーではファクトリーマシンと競る実力をいきなり発揮し、いつ優勝してもおかしくない実力者です。 ・昨年に元王者ロレンソが引退したことでRepsol HONDAに抜擢されるかと思いきや、アレックス・マルケスに出し抜かれて、ファクトリーチームに入れず。マシンに恵まれない不運なライダーです。 ・今年は2019年仕様のDUCATIファクトリーマシンが提供されると発表があり、希望が見えてきました。 ・Avintiaのマシンはいつも上位に上がってこれませんが、ザルコの実力で表彰台に上がれるかが見所です。 |
|
ジャック・ミラー | オーストラリア | Pramac Racing (DUCATI) |
![]() |
・怒りを表情と行動に出す気性の激しい性格だと思います。正直なところ、最初は嫌いなライダーでしたが、レース期間中に他のライダーに見せる、さりげない自然な優しい振る舞いを見ていたらファンになってしまいました。 ・表彰台に上がる実力を持っていて、2度目の優勝をいつ獲ってもおかしくない選手です。 |
|
フランセスコ・バニャイヤ | イタリア | Pramac Racing (DUCATI) |
![]() |
・バレンティーノ・ロッシの弟子。 ・2018年のMoto2クラスチャンピオン。昨年はルーキーでしたが実力を発揮できず。 ・一言で紹介するとイケメンです。 ・イケメンは速いと言うことを証明して欲しいです。 |
|
中上貴晶 | 日本 | LCR HONDA IDEMITSU |
![]() |
・MotoGPクラス唯一の日本人ライダー。昨年の最高成績は5位。 ・今年3年目ですが、着実に力を付けていることは間違いありません。 ・予選も上位に入ることが多く、安心して見ていられる様になりました。今年こそ表彰台に立って欲しいです。 ・彼の乗る出光カラーのマシンが一番カッチョイイ。 |
|
アンドレア・イアンノーネ | イタリア | Aprilia Racing |
![]() |
・ドカティのファクトリーマシンに乗っていた時は、暴れん坊のイメージがありました。決勝でチームメイトに突っ込んで共倒れする等、いつもレースを引っ掻き回してくれるので目が離せません。 ・昨年からアプリリアに移籍し、マシンに恵まれずいつも下位でまったり走っている様に見えましたが、2019年の終盤に調子が上がってきて、一時トップを走る快挙を見せてくれました。 ・今年こそまたレースをかき回して欲しいです。 ・(追記)残念ながら2019年末にドーピング検査に引っかかって出場停止処分中。なんとか復活して欲しい(><)。 |
以上、残り13名のライダーも紹介したいのですが、この辺で^^;
レースの流れ(予選のルール)
レースウィークは3日間で、以下の順序で進行します。
- フリープラクティス1(FP1)・1日目
- フリープラクティス2(FP2)・1日目
- フリープラクティス3(FP3)・2日目
- フリープラクティス4(FP4・MotoGPクラスのみ)・2日目
- 予選1(Q1)・2日目
- 予選2(Q2)2日目
- ウォームアップ走行・3日目
- 決勝・3日目
予選の仕組み(MotoGPクラス)
予選はQ1とQ2にグループ分けされます。
FP1〜FP3の総合結果で上位の10名がQ2を走行し、下位の11位以下がQ1を走ります。
FP4はMotoGPクラスのみです。
FP4は主にセッティングの最終調整をするセッションなので、ここで出したタイムはQ1、Q2のグループ分けに影響しません。
予選1(Q1)
FP3までの結果で順位が下位11位以下のメンバーだけで走行します。
Q1の結果で上位2名がQ2に進出できます(敗者復活)。
Q1の結果が3位以下の場合、本戦のスターテンンググリッドが13番以降からQ1の結果順に決まります。
Q1でいくらいいタイムを出してもQ2に昇格するだけでポールポジションは取れません。
予選2(Q2)
Q2に進出できれば予選1位〜12位が確定します。
Q2のタイム順にスターティンググリッドの1番〜12番が決まります。
理論上ではQ1で1位または2位になってQ2へ昇格し、さらにQ2でトップタイムを出すと大逆転ポールポジションということも可能です。
コメント
予選は面白いですね。
Q1、Q2共に15分間という短いセッションですが、駆け引きもあって終始見所があります。
特に最後の5分間はタイムの更新が激しくて燃えます。
尚、Moto2クラス、Moto3クラスもQ1、Q2制度になっていますが、敗者復活人数が多くなったりして若干ルールが違います。
フリープラクティスは見逃しても、予選は絶対見た方がいいです。
huluなら予選から日本語のライブ試聴ができるのでお勧めです。
MotoGPを自宅で快適に観戦するには? huluがお勧め!
MotoGPを自宅で観戦する方法は4つあります。
- BS11(録画)
- hulu(ライブ配信)
- MotoGP公式(ストリーミング)
- CS日テレジータス(ライブ配信)
結論を先に言いますと、huluが一番快適に観戦できます!
理由を解説しましょう。
各放送チャンネルの特徴
全ての放送チャンネルの内容は、MotoGP公式の映像がベースになっています。
解説が日本語なのか、過去のライブラリがみれるか、予選・決勝だけでなくフリープラクティスまで見たいかで選ぶ放送チャンネルが変わります。
BS11 | hulu | MotoGP公式 | CS日テレジータス | |
価格 | ¥0 | ¥1,026/月 | シーズンパス €139.99/年 | ¥1,419/月〜 |
価格コメント | 厳密にはNHKへのお布施がかかる | 映画・ドラマ・アニメも見れてコスパが高い | 視聴開始時期により価格が変動する | 基本料金+1ch |
放送タイプ | 録画 | ライブ | ライブ 録画 |
ライブ MotoGPクラスのみ再放送あり |
放送言語 | 日本語 | 日本語 | 英語 | 日本語 |
放送範囲 | MotoGPクラス決勝のみ | 全クラス予選・決勝 | 全クラスFP1・FP2・FP3 FP4(MotoGPのみ) 予選・決勝 |
全クラス予選・決勝 |
※価格は税込み
BS11
放送タイプ:録画
放送タイミング:決勝レースが終わった日の深夜24時〜
全20戦中、初戦のカタール、3戦のアメリカ、4戦のアルゼンチンは日本時間の深夜または早朝に決勝が始まります。
そのため放送が翌日の深夜0時以降になるので、放送までの間にネットやSNSで決勝結果を先に知ってしまう悲しい事故に遭遇することがあります。
放送を見るまでネットを控えればいいのですが、そうも行きません。
情報が流れそうなサイトを避けていても、思わぬところから情報が入ってしまうこともあります。
なので、BS11だけの観戦はお勧めしません。
解説はhuluや日テレジータスと違ってチュートリアルの福田さんや、元MotoGPライダーの中野真矢さんが入ることがあるので、他のチャンネルより内容は面白いです。
hulu
マルチデバイス対応なので、PC、スマホ、タブレット等で場所にとらわれず視聴できることがメリットです。
ネット環境があればどこでも見れるのがいいですね。CSアンテナも不要なので日テレジータスより断然お勧めです。
放送タイプ:ライブのみ
全て日本語で実況・解説があってわかりやすいです。
【マルチアングル】
huluの特徴ですが、日テレジータス映像の他、ライブトラッキング、オンボードカメラ、空撮と4つから選べます。

ライブトラッキングは各バイクがコースの何処を走っているかがリアルで分かるので面白いです。

私はオンボードカメラや空撮をあまり見ていません。
オンボードカメラは、全ライダーのカメラを自由に切り替えられると思っていたのですが、各クラス2選手に固定されています。
参考:hulu 2019年オンボードカメラ(hulu News & Information)
テレビで通常のカメラアングルを表示させて、手元にタブレットを置いてライブトラッキングを表示させた視聴がお勧めです。
ちなみにhuluをリビングの大画面TVで見るためには、Apple TV、Amazon Fire TV、Chromecastなどのデバイスが必要です。
残念なのは録画配信や再放送がされない事です。週末がお仕事の方は厳しいですね。
huluは2週間無料でお試し視聴ができるので、予選直前に契約して試し見することをお勧めします。
MotoGP公式ビデオパス
放送タイプ:ライブおよび録画
価格はシーズンの途中から契約すると安くなりますが、本気で応援するなら3月の初戦から契約しましょう。
価格はユーロ建てで、2019年11月に契約した時は¥17,549(€139.99)でした。はっきり言って高いっす。
他の放送チャンネルにはないフリープラクティス1〜4(FP4はMotoGPのみ)まで全てライブと録画で見れることが最大のメリットです。
実況・解説は全て英語ですが、雰囲気で大体わかるので問題はありません。
でも日本語解説の方がより詳しく状況がわかるので、予選と決勝はhuluをお勧めします。
MotoGP公式のメリットとしては、ビデオライブラリが豊富で過去のシーズンは1992年から全て見れます。
お勧めの契約は全19戦が終わった後のシーズンオフパスで、価格が異常に安くなります。
昨年はブラックフライデー特別料金(11月の第4金曜日)があり、次シーズン開始までたったの1ユーロで過去のライブラリが見放題でした。
その他、ちょいちょいセールをするのでこまめに公式サイトをチェックすることをお勧めします。
私はシーズンオフ中に過去のライブラリを見まくってたら、かなりMotoGPに詳しくなれました。
また、週末がお仕事でライブ配信が見れない方にお勧めできます。
日テレジータス
放送タイプ:ライブ
我が家にはCSを受信する環境がないので試していないのですが、サイトを確認すると以下の特徴があります。
全クラスの予選から生放送を閲覧可能。
再放送あり(MotoGPクラスのみ)。
放送内容は全てhuluと同じです。
すでにスカパーを契約している人は追加でチャンネル契約するだけでお手軽ですが、MotoGPのためにCSを新規契約するのはお勧めしません。
ネットのストリーミングでPCやスマホ、タブレットでも見れるMotoGP公式やhuluをお勧めします。
おすすめ観戦方法
ズバリこのパターンがお勧めです!
- FP1〜FP3、FP4の結果はネットから得る!
- 予選・決勝はhuluでライブ視聴!
- 日本GPは当然もてぎで観戦!
- シーズンオフになったらMotoGP公式の激安ビデオパスを契約してシーズンを振り返る!
- 次のシーズンまでMotoGP公式の過去ライブラリを見まくる!
全クラスFP1からライブで見るとかなり時間を取られてしまうので、上記の観戦パターンが時間、コスパ共にお得です!
私は2020年シーズンもMotoGP公式ビデオパス・hulu・BS11という鉄壁な環境で視聴しますが…
正直なところhuluのライブとBS11の録画放送だけで十分です!
MotoGP公式チャンネルのメリットであるフリープラクティスの視聴は、最初は楽しかったけど、だんだん飽きてきました。
たまに寝落ちする時があります(~_~;)
フリープラクティスは駆け引きもあってなかなか緊張感があるのですが、各セッションのラスト5分間のタイムアタックだけが見所です!
あとBS11録画放送はhuluや日テレジータスにはないコラムが好きで毎回欠かさず見ています。
週末がお仕事でライブが見れない人は?
残念です!
MotoGP公式ビデオパスを契約して、お仕事が終わってから観戦してください。
まとめ
MotoGPはむちゃくちゃ面白いです。
レース中にぶつかり合ったり、駆け引きやアクシデント等、1秒たりとも見逃せないすさまじい競技です。
誰が王者マルク・マルケスを倒すのか!
2年目のクワッタハッホは今シーズン中にマルケスを倒せるか!
41歳の生ける伝説バレンティーノ・ロッシは今シーズン中に優勝できるのか!
特にMotoGPクラスの日本人ライダー中上貴晶選手の成長は目を見張る物があり、今年こそ表彰台に上がれるのではないかと期待しています!
また、Moto3クラスは日本人ライダーが多く、毎回ゴールまで接戦です!MotoGPクラスだけで満足するのはもったいない!
という、見所満載のMotoGPを上手に観戦していただきたくて今回記事としてまとめてみました。
今年も日本GPの時はもてぎへ行って観戦します!
もっともっとMotoGPファンが日本に広まって、視聴パターンが増えますように!
あ、最後にhuluはホントお勧めですよ。
MotoGPだけの目的で契約しても十分に元が取れます。
初戦〜最終戦の期間だけ契約するのもアリでしょう。
MotoGP以外に6万本以上の作品も見れるので、933円/月(税抜)という価格を考えるとかなりお得です。
2週間お試しだけして、解約するのもアリですね。