普段はMacを使っています。
単純にMacの方が圧倒的に使いやすく、買い換える時も高く売れるからです^^;
Photoshop等の大物ソフトウェアについてはMacでも使用出来ますし、Office系のアプリもGoogle Appsでなんとかなる時代です。
もはや個人用のパソコンについてはWindowsにこだわる必要ありませんが、たま〜にWindowsアプリが必要になる作業があります。
私の場合は次のとおり。
- ラジオ放送のスケジュール録音アプリ
- ブログ解析ツール
- 各種ガジェットのファームウェアアップデート
- プリンター共有の親機(プリントサーバー)
上記のような用途の場合、MacよりもWindowsの方が小回りが効いて便利です。
PCは常時電源ONにしておいた方が都合良く、さらにハイスペックなPCは不要です。
▼私は場所を取らなくて省電力なSTICK PCを、Windowsサーバーとして使っています。
追記)2020年9月にファンレス無音PC、CHUWIのHeroBOXに買い換えました。
関連記事 ファンレス小型・無音PC CHUWI 後期型HeroBOXレビュー
MacでWindowsを使う手法
定番のMacでWindowsを使う手法になるわけですが、一般的には次の3つです。
- Boot Campを使用してMacとWindowsを切り替えて使用する
- Mac上でParallels Desktop等の仮想PC上でWindowsを使用する
- クラウド上の仮想マシンにWindowsを構築しリモート操作する
- MacからWindows PCをリモート操作する
①はWindowsを使用する為にMacの再起動が必要で、MacとWindowsを同時に使用することが出来ません。
②はMacとWindowsの同時使用が可能ですが、Mac OSのメジャーバージョンが上がるたびに、仮想PCソフトのアップデートが必要になります。多くの場合、仮想PCソフトのアップデートには追加費用が掛かります。
③はAmazonのWorkSpacesが有名ですが、ランニングコストが掛かるので、まだ個人の趣味レベルではお勧めできません。
この記事は④のリモート操作を推奨しています。
STICK PCを利用したWindowsリモート環境
まずはSTICK PCを利用したリモート環境を紹介しましょう。
STICK PCは一度設定が整えば、HDMI端子に外部モニターを繋ぐ必要はありません。
▼電源供給して自宅のWi-Fiにつながっていれば、この状態でもMacからリモート操作できます。
▲この状態でPCデスクの裏に放置して、せっせと働いてもらっています。
ここまで説明すれば、多くの方が自分なりの活用方法を見出せるでしょう。
外出時
自宅のネットワークにVPN環境を構築していれば、STICK PCを自宅に置いたまま外出先からのリモート操作ができます。
が、そんな難しい事分からんって方はSTICK PCも一緒に持ち出して、電源はMacのThunderbolt3(TYPE-C)か、モバイルバッテリー等から供給しましょう。
ネットワークはSTICK PCをスマホのテザリングに繋がるように設定しておけばOKです。
Macも同じスマホのテザリングに参加すれば、外出先でもリモート操作ができます。
ここで注意したいのは、一流ホテルのゲスト用Wi-Fiを使う場合、セキュリティの観点から同一ネットワークに参加してもPC間の通信が出来ない場合があります。
その場合はちっこい無線ルーターを持参すればトラブルを回避出来ますが、一番手っ取り早いのはやっぱりスマホのテザリングです。
必要なモノ
上記の環境を実現させるために、必要な物は以下のとおりです。
- Windows 10 Pro(有料)
- STICK PC(有料)
- MacのRDPアプリ(無料)
① Windows 10 Pro
サーバーの様に常時稼働させて、Macからリモートデスクトップで操作する場合、Windowsのエディションは個人向けのHomeではなくPro版がおすすめです。
Home版でもゴニョゴニョすればリモートデスクトップは使えるのですが、年2回のWindows大型アップデート時に必ず修正されて動かなくなるので、最初からPro版を仕入れましょう。
Boot CampやParallels Desktopのような仮想PCを使う場合でも、Windows 10の正規ライセンスが必要です。
コレだけは避けられない出費です。
② STICK PC
すでに所有していれば問題ありませんが、OSだけはWindows 10 Proにしておきましょう。
これからSTICK PCを購入するのならINTELのCompute Stick STK2M364CCがおすすめです。
これはOS無しのモデルなので、無駄になる物がありません。
また、CPUもCore m3を採用しているので底力があります。
他のSTICK PCのCPUは非力なAtomです。小粒なアプリを使うだけならAtomでも問題ありませんが、全体的にもっさり感が強いです。
新規に導入するならSTK2M364CCが良いでしょう。
③ MacのRDPアプリ
これはAppleのApp Storeから入手できるフリーソフトです。
その他、MacからWindowsをリモートする時に、必ずキーボードの日本語変換設定でハマります。
▼対応方はこちらの記事を参考にしてください。
STICK PCの活用例
私の事例です。
全てMacからのリモート操作で使用しています。
●Radikoolというアプリを使ってラジオのスケジュール録音をしています。
録音したファイルは、Dropboxへ書き出してMacやiPhoneで再生したりしてます。
チャンネルによって放送開始時間がまちまちなので、PCは24時間稼働していた方が良いです。
●GRCというアプリで、運営しているサイトの検索順位分析に使っています。
定時稼働するアプリですが、これもサーバ上で動かした方が便利です。
●その他、滅多に使わないバイク用ナビゲーションとインカムのアップデートアプリや、ルーターの管理アプリを入れています。
上記のようなアプリは常用するPCよりもサーバー上で動かした方が、使い勝手が良いです。
INTEL Compute Stick STK2M364CC
私のお勧めするINTELのSTK2M364CCを紹介します。
そこそこの馬力があるので、軽い作業では全くストレスがありません。
この製品は2016年6月に発売された随分古いSTICK PCですが、現在でも新品が手に入ります。
用途が今回のような小粒アプリを動かすだけなら、まだ数年は使えるでしょう。
スペック
発売年月 | 2016年6月 |
CPU | Core m3-6Y30 2コア 4Mキャッシュ 900MHz/2.2GHz TDP4.5W |
RAM | 4GB DDR3-1866MHz |
ストレージ | 64GB eMMC |
OS | なし |
Wi-FI | IEEE 802.11ac |
Bluetooth | 4.2 |
インターフェイス | USB3.0 x 3(本体 x1、ACアダプタ2) microSDカードスロット(SDXC) USB TYPE-C(電源用) |
サイズ | 38×114×12mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 64g |
お姿
- これ以外にHDMI延長ケーブルがある
- 電源アダプターにUSB3.0が2つ
- 表側にFAN
- 裏は痛風孔
- 電源ボタンとUSB3.0
- MicroSDスロットと電源供給用TYPE-C
負荷が掛かるとFANの回転音が少し耳につきますが、机の下とかに隠しておけば問題ありません。
電力消費量
1日に掛かる電気代は4.38円でした。29kwhで算出しています。
まとめ
スティック型PCは、数年前に一時ブームになりましたが、最近は新型が発売されない寂しいガジェットです。
何か常時稼働させる用途があれば、新規導入や再利用をする価値がありますのでご検討ください。